監視カメラ

目次

はじめに

私はまったく機械系ではなく、直感で浅い使い方をするタイプです。そのため、愛猫の捜索で「監視カメラが有効らしい」と知った際は、何を選べばいいのか、かなり苦労しました。

ただでさえ安否で頭がいっぱいなのに、苦手な機器のことを、しかもそれなりに値段がするものを迅速に選び、さらにスマホと接続してどんどん使いこなしていかねばならないというのはけっこうなチャレンジだったと思います。

冒頭の写真のように買い足し買い足しして、こんな数になってしまいました。でもおかげで、ある程度のことは把握できましたので、ここではそれをまとめていきます。あくまで機器が苦手な初心者の理解ではありますが、同じような方の参考にはなるように努めますので役に立てば幸いです。

カメラの分類

猫捕獲作戦において「監視カメラ」を選ぶポイントは3つ、Wi-Fi接続があるかと、充電の形式、それに録画の方法です。私の整理では主に3つに分類されると考えています。

スクロールできます
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タイプ1
ワイヤレス/Wi-Fiカメラ
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タイプ2
電源コード式/Wi-Fiカメラ
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タイプ3
トレイルカメラ
Wi-Fi接続×
スマホ
操作
×
バッテリー充電式電源コード式電池式
録画方法動体検知状態録画動体検知
屋外or
屋内

※念の為防水機能を
要確認

※両タイプあるので要確認
その他動作を遡るのに難あり記録カードが必要

タイプ1 ワイヤレス/Wi-Fiカメラ(ネットワークカメラ)

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Wi-Fi接続が可能で、スマホの専用アプリをインストールし、スマホから遠隔で操作します。Wi-Fi接続のないところでは使用できないため、自宅外周での使用が前提です。

バッテリーはUSBケーブルで充電する方式。捕獲作戦中はリアルタイムな監視や操作することも多く電池を消費するので、毎日日中に充電をして使っていました。(通常の見守り的な使用だと1ヶ月程度持ちます)

醍醐味はスマホからの遠隔操作です。リアルタイムで外の動きを把握できるので、一気に視野が広がりできることが本当に増えます!

録画の方式は動体検知で、動きがあった時のみ録画されます。あとから記録を遡るのも簡単です。

私はこれを「夜間の動向監視」や「玄関からのおびき寄せ作戦」に使いました。

こちらは実際夜間の置き餌を監視した動画です。

深夜早朝など目の届かない時間帯に、置き餌を食べに来てくれているのを確認できるだけでも、捜索活動中の安心材料になるかと思います。

敷地の外周に設置し、どこに逃げて行ってるのか、どこから来ているのかの手がかりとなることもあります。

動体検知された際、スマホでプッシュ通知を受け取ることも可能です。

複数地点のリアルタイム監視

同じ種類のカメラだと同じアプリで同時監察が可能になり本格的に捕獲作戦を立て実行できます。

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同じカメラでそろえると、同じアプリで4台程度まで、同時監視が可能です。作戦によって選択の視野に入れてください。
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カメラが連携するアプリを使いこなすと、種類の違うカメラの監視画像をパソコンで同時に表示することもできました。
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カメラを連携させるアプリ画面の一例です。検知エリアや検知パターン、電池残量などが確認可能です。

タイプ2 電源コード式/Wi-Fiカメラ

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[タイプ1]と2の違いは2つ、1つ目はバッテリーです。[タイプ2]は電源コード式で、常時電源プラグに繋げる環境でないと接続できません。

家の外周に電源が備わっているお家は充電の手間なくこちらが使いやすいでしょう。

[タイプ1]との違いの2つ目は、状態録画(が可能)であることです。

[タイプ1]の場合は、電源の節約でリアルタイムの映像が数秒おきに切れてしまうものもありますが、こちらは電池残量を機にすることなくリアルタイム映像を視聴し続けられ、また、設定によっては(動作の有無に限らず)延々と録画記録も残せます。

私は、こちらのカメラをもともと愛猫の「粗相対策」に知識のないまま購入していたのですが、捕獲のある作戦でとても役立ちました。

使った作戦は「玄関内へのおびき寄せ作戦です。後ほど解説します。

※赤ちゃんやペットの(室内)見守り用として売り出されているものが多いようで、屋外でも使用できるタイプかどうかは確認が必要です。

こちらは[タイプ2]のカメラを室内の窓越しにセットした事例です。

タイプ3 電池式/トレイルカメラ

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[タイプ3]は、Wi-Fiにつなげない場所で使用し、後から確認するためのものです。

実際の1.5倍速の映像です。自然観察用に使われることも多く、他のタイプと違い、録画画面に気温が表示されます。

捕獲器や置き餌を、家から離れた場所にセットして捕獲作戦を展開する場合に有効です。

SDカードに記録し、再生確認もカメラ本体で行えます。

もともとは自然界の貴重な野生生物を撮影したりするのに使われるようです。

録画は動体検知です。

経験上、畑や草原だと、風が吹いただけでも検知録画されることが多く、空振り映像が含まれることも生じました。

しかし、電池式であまり充電の心配をすることもなく、スマホやWi-Fi接続もできないのがかえってシンプルでいいとも言えるかなと思います。

使い方事例

Case1 家の周囲でおき餌・捕獲器を監視する▷▷タイプ1

夜間などの置き餌を監視

飢えを避けるため、とにかく食べさせることが重要です。しかし、置き餌をすると、お初にお目にかかる外猫が寄ってくることも少なくありません。食べて行ったのは誰なのか、またどの時間帯に誰が行動しているのか、把握するためにも置き餌とセットでカメラを置くとよいでしょう。

捕獲器を遠隔で監視

スマホのプッシュ通知をONにすれば、捕獲器に猫がかかった際、(扉が閉じる音が聞こえなかったとしても)動体検知で通知が届きますので、すぐに駆けつけて確認することができます。

また、捕獲がなかなか成功しない時も、捕獲器のそばに愛猫は来ているのか、いないのか。何時頃現れるのか。情報を得て、捕獲器を置く場所やセットする餌の改善・調整をし、今後の作戦に生かすためにも、カメラを設置することが役立ちます。

Case2 家から離れた場所で捕獲器を監視する▷▷タイプ3

Case1と同様の効果があります。(リアルタイム監視ではないため、後から確認する)

もともと野生動物の監視や撮影に耐えうる設計なので、防塵・防水や汚れなどには強いカメラです。

Case3 家の中におびき寄せる作戦で使う▷▷タイプ1+2

「家の中におびき寄せる作戦」とは?
玄関内や室内にカメラをセットし、愛猫が十分内側に入ったところでドアノブや窓にくくりつけた紐などを引っ張り、扉を閉め捕獲するという古典的な作戦です。

前提として玄関扉や窓の外から内側に点々と置き餌をし、玄関の中に入るよう誘導する仕掛けをします。
家の外周に設置し、愛猫の登場を見逃さない ▷タイプ1

愛猫が現れる場所(場合によっては複数箇所)にWi-Fiカメラを設置。あらわれたことを見逃さずに把握します。

私の場合は道路や隣家に接する家の外周の四隅に設置し、登場するのを待ちました。

玄関内に設置し、紐を引くタイミングを待つ ▷タイプ2

外周に猫が現れたことがわかれば、玄関内にやってくるのを息を潜めて待ちますそして十分中に入ったところで紐を引き、扉を閉めます。

※実際よりも速度を早めた映像です。

外のWi-Fiカメラを監視しつつ、スマホやPCで[タイプ2]カメラの映像を流し続けました。

そうすると、外に愛猫の姿を確認後、屋内カメラの映像を注視し続ければ玄関内に入るタイミングで紐を引っ張ることが可能になるというものです。

※仮にこれを[タイプ1]のワイヤレスカメラでやるとなると、映像が切れたり、バッテリーを著しく消費したりと作戦に不安が生じます。

そのほか

このほかにも、自宅環境や愛猫の性格などの条件・状況に合わせて活用できるかと思います。

ここに取り上げた以外にも、不明猫と相性の悪い(接触を避けがちな)外猫の行動パターンを把握して、愛猫の捕獲作戦の時間帯を決められる、あるいは、作戦中に相性の悪い猫が現れたらすぐに対応できるなどといった効果も実際にありました。

機器に慣れていないと使いこなせるか不安ですが、効果は計り知れません。ぜひ活用されることをお勧めします。

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